おはようございます

先日 芥川賞を受賞された「火花」を読みました。

芸人と音楽家の生活は何処か似ていて 親近感を持ちました。

才能のある人や、自分の理想を追求して 表現して生きていく事が 必ずしも成功に結びつかない。

それは、

大衆の求めているもの、又は求めたくなるものを作っていく、他人に喜んで頂けるものを作るのがビジネスで

その極論にある、自分の求めているものを追求するのが芸術と、もともとベクトルが違うのではないかと思いました。

創造力を必要とする仕事は 相手が求めている事と自分が求めている事の境界線がむずかしいですね。たまに一致する時もある。でも 偶にと 思っていた方がよいかもしれません。

以前フランス料理のシェフの方が、高級食材を使ったのに、サラバンの味がすると言われ、苦情が多数出た。とがっかりされていました。

苦情をおっしゃられた方達は その高級食材を食べた事がなかった為に 過去に食べた味の中からサラバンを思い出した。

というわけです。

どんなに、美味しいとか 高級だからと言われても レストランに出れば 決めるのはお金を払っているお客様です。

コンサートも同じ。

私が 私の好きな音楽を演奏している姿をみたい なんてお客様は極僅か。(そんなファンの方が増えてくださるようにがんばりますが。)

まずは お客様が聴かれたい、喜んで頂けるプログラムを考えます。

11月8日 14時〜飯田橋 TOPPANHALLにてリサイタルがあります。リサイタルは私の集大成コンサートなので是非いらして下さい。

 

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