コラム「マスタークラス」

大学時代から沢山のマスタークラスやプライベートレッスンに通いました。

大学時代は古楽(古典派よりも古い音楽)に興味をもち、リュートやチェンバロと歌ったり、イギリス人の先生に習う機会を得ました。古楽を歌う場合には、オペラを歌うような、大きな声やビブラートのきいた声は必要ありません。

より自然な声を出すために体を楽にする事を重点に習いました。たいていの人が歌おうとすると、余計な力が体に入り、響きを妨げてしまします。

そんな自分をよく観察して、歌う時にどういう不自然な力が入るのは気付き、意識して抜いていくという作業はとても根気がいる作業ですが、歌を歌うには必要不可欠でした。

また、グループのワークショップなどでは、他の人の演奏をきいて、いいと思った所を書く、自分の問診票を用意し、問題点、解決するために努力している事、自分の理想の声などを記入するなどをし、今の勉強方法にとても役立っています。

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