昨晩、マセラッティクラブ(イタリア高級車の愛好家の会)で歌わせて頂いた時の御縁でお知り合いになったKさんのご紹介で

5月10日から新国立劇場で『オペラ 椿姫』の公演で来日している指揮者 イブ アベルさんとお会いする事が出来ました。

この方はメトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場 コヴェントガーデン スカラ座などで指揮をされている 超一流の指揮者の方です。

また高名な演出家のヴァンサン プサールさんや、その他のスタッフ、指揮者のイタリア人の奥様やお子様などもいらっしゃいました。

皆さん英語、フランス語、イタリア語が堪能で、英語で喋っていたと思ったら 突然イタリア語やフランス語になる といった感じで 刺激的な一夜でした。

そんな中、ヴァンサン プサールさんから直接『椿姫』についての考え方を伺う事ができました。

「ヴィオレッタ(ヒロイン)は本当に美しい人だ。本当に美しい人は 魂から美しいのであって、宝石や過度なヘアスタイルで飾る必要がない。だから、1幕のドレスは色は華やかimageだけど、あえて宝石などはつけないようにした。

3幕はじまりの音楽が 明るいのは、彼女がもう 違う世界に旅立っているからだ」

とのお話を聴く事が出来ました。

お話を聞くなかで私は思いました。

こういう一流の演出家の方と一緒の舞台でお仕事ができるようになりたい。

最近 教える事の喜びに充実してしまい、
イタリアに長期留学する前の考えていた夢。

『世界中の素晴らしい音楽家と共演したい』

という想いが少しずつ薄れてしまっていました。

今回 この様な御縁を頂いて、また気を引き締め頑張ろうと思いました。

『自分のやりたい軸はあるけど、指揮者や演出家の要望にすぐ答えられる引き出しの多い人』
そんな歌手になりたいです。

公演は明日から。楽しみです!

http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/150510_003710.html

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